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餞 (hanamuke) (kanji) - vermillion-d alice syndrome lyrics

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『女王に至高の幸(死)あれ』

(人は人を知ることはない――)

燃ゆる帝都 夜陰に落ちる
棚引く黒煙は 天高く
恐慌は混沌を生み 憎しみは悲劇を招く
やがて太陽は黒く翳りゆく

冥府からの呼声(あいか)
「聴け呪いを――爛れた音を――。 見よ命を――必定なる死を――」

女王
「それは劫初以来の闇が形成した、自らの奇怪な懐に呑み込んでしまわぬ限り存在する
火の消えた竈残りの灰が仄かに照らすなか 床に蹲っているその娘は何やら思案していた――」
「しかし差しのべた手を払いのけ立ち上がった娘は そう……奇妙な面を被っていた
その眼は血走り濁り 人の心を乱す異様な風貌はさながら――」

「嗚呼 既知たる悪夢へと 引き摺られてく」

螺旋に絡む蛇 灰色の宵を照らし
滅びを告ぐる白鳥 憂い嘆くは楽園か

『女王に至高の幸(死)あれ! 』
狂おしい程に 掻き乱れて
『女王に至極の栄光(犠牲)あれ! 』
束の間の夢に まどろむ
犇めく衝動を抑えることはできない
渇望は止め処なく溢れ
されど高潔なる思念は無惨に散る
楽園に墜ちて

痛みを 殺して 引き裂くように嘆く
儚き言葉さえ
二度とは 還らぬ 君にまた逢えるなら
決して迷わないよ

冥府からの呼声(あいか)
「聴け呪いを――爛れた音を――。 見よ命を――必定なる死を――」

仮面の娘
「黄金の聖餐台に白銀の斧 黒く穢れた不浄を洗う水に床には深紅の絨毯
すでに祭祀の準備は整っている 生贄はまだ何も知らない」
「速やかに彼女の首は墜ちるでしょう せめて相応の最期を遂げられるように
眩く煌く威厳のままに 嗚呼……だが、もし欲するのなら――」

「幻だとしても 求め続ける」

螺旋に絡む蛇 灰色の宵を照らし
滅びを告ぐる白鳥 憂い嘆くは楽園か
『女王に至高の幸(死)あれ! 』
狂おしい程に 掻き乱れて
『女王に至極の栄光(犠牲)あれ! 』
束の間の夢に まどろむ

憐れなる拙い運命(さだめ)は
死すべき我らに強いる
忌わしき永劫に呪われ
実を愛する者に与えし苦痛と成らん

痛みを 殺して 引き裂くように嘆く
儚き言葉さえ
二度とは 還らぬ 君にまた逢えるなら
決して迷わないよ

奈落に 浮かんだ 真紅に 濡れた君が
私を離さない
創(はじ)めも 終焉(おわ)りも 綺麗な 声に乗せて
相容れぬ ことなく

幽かな残光 遙かに消え
忘れぬ ようにそっと抱いた
喪い溶けた 優しい言葉と
幸せの意味を――

仮面の娘
「もはや仮面に用はない……。 さあ昇ってゆけ、一切の卑属を振り払い超越したその先へ
今は暫しの別れ……再び相見えるその日まで」

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