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ゼンマイ (zenmai) - ​tacica lyrics

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[tacica「ゼンマイ」歌詞]

ビルの威勢で
大好物の胸を焼く様な
夕日も覗かなかったり

他人が手にした
半透明の喜びの前で
急に立ち止まったり

僕の鼓動を報せたいだけ
街の色を忘れないうちに

傷を隠して成功なんだ
気付かれたって失敗なんて云わないのに

出来損ないのゼンマイ
宙に浮く筈のない未来は嫌いになったの

キミの鼓動を報せたいだけ
街の匂い忘れないうちに

世界が今 全力で吐き出すは
息を切らした希望
右の頬を打って笑った
風は何℃だって良いの
汚した眼のヒーローも躓いた
孤独を知ってしまった
部屋の隅で好機を待って
痺れていた足をそっと突き出そうと

合わせた手に企んでいた未来の
自分じゃない今日も
夜が何時も通り無言で
走る高架下の温度を

この狡いままの感動でも地面を
叩く鼓動は続いた
腫れ上がった瞼じゃないと
見間違えたのさ 僕も

綺麗な眼のヒーローが頷いた
命を知ってしまった
踊れない世界も回して
また理由を見付け出すさ

夜明け前に

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