lirikcinta.com
a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 #

7275 - 新東京 (shintokyo) lyrics

Loading...

時間について我々はあまりに多くのことを知らず、その存在を正しく認知することすら叶わない。

我々が感じとれるのはあくまで物体の変化であり、決して時間それ自体ではない。

針が動き、心臓が脈打ち、季節が冬になる。

君が一歩前に進むと、世界は一歩分後ろに動く。

君は一歩分の時間の存在を感じ取る。

そしてもし世界がその動きを完全に止めてしまえば、同じくして我々の時間も停止する。

針は動かず、心臓はその拍動を止め、湖は冷たい氷に閉ざされる。

君は歩くことはおろか、息をすることもできず、考えることもできない。

そして冬にはそういったことが、往々にして起こりうる。

全てが静止した世界の中で、ごくまれに、ほんの少しだけ何かが動く。

因果か気まぐれか、一秒よりもはるかに短いその一瞬、例えば木々が揺れる、雫が落ちる、雲が動く。

それに気づいた君は時間を思い出す。

肺には冷たい空気が入り込む。
網膜の中で街がゆっくりと動き出す。

小さく呼吸を整えて、一歩足を差し出せば、
目の前の世界が、突風のように!

Random Song Lyrics :

Popular

Loading...