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kurushima kuduchi - okinawan folk song lyrics

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一、さてもかわらん黒島や島のながれやかないがた祝う寿その景色
さてぃむかわらんくるしまやしまぬながりやかないがた ’いわうくとぅぶちすぬちしち
satimu kawaran kurushima ya shima nu nagari ya kanaigata ‘iwau kutubuchi sunu chishichi
◯さても変わらない黒島は島の流れはかなう(万能 なんでも叶う)形 祝う寿 その景色
語句・かないがた万能な形 諸説あって確定はできない。 石垣方言辞典によると「何でも上手にこなせる賢い人。万能な人。有能な人。『叶い人』の意」。また他には「かない」を「かなえ」として「鼎(かなえ)」=「古代中国で食べ物を煮るのに用いた三本足の鉄のかま」(「八重山の古典民謡集」小濱光次郎)、石垣方言辞典によると「かない」とは「税金、貢租)という意味。。「はないかた」として「花のようである」というのは「島うた紀行」(追記参照) ・ちしち 歌詞には「気色」と当て字があるが「景色」も「ちしち」なのでそちらを採用。

いやいや豊かなる世のしるしさみエー雨や十日越し風や静かに作る作物万作そてど仲本東筋伊古保利村 保慶や宮里 番所宿々花の遊びや唄や三味線チントンテントン面白もんさみ(今の拍子に口説読め読め)(括弧は以下省略)
‘いや’いやゆたかなるゆぬしるしさみ’えー’あみやとぅかぐしかじやしじかにちゅくるむじゅくいまんさくそーてぃどぅなかんとぅ’ありしじ’いくふりむら ふくやなーざとぅ ばんじゅやどぅやどぅはなぬ’あしびや’うたやさんしん ちんとぅんてんとぅん’うむしるむんさみ なまぬひょーしにくどぅちゆみゆみ
‘iya’iya yutakanaruyu nu shirushi sami ‘ee ‘ami ya tukagushi kaji ya shijikani chukuru muzukui mansaku sootidu nakantu ‘arishiji ‘iku hurimura huku ya naazatu banju yaduyadu hana nu ‘ashibi ya ‘uta ya sanshin chintentun ‘umushirumun sami namanu hyooshi ni kuduchi yumi yumi
◯ヤアヤア 豊かなる世の予兆である(が)雨は十日越し(に降り)風は静かに(吹くと)農作物は万作になるのだ 仲本、東筋、伊古、保利村 保慶や宮里 役所、家々、華やかな遊びは唄や三線チントンテントン面白いものである。今の拍子で口説を読め 読め
語句・いやいや ヤアヤア 掛け声。・とぅかぐし 十日越し <とぅーか ぐし 十日毎に降る雨 ・なーざとぅ 宮里 村の名前 にゃーざとぅ みゃーざとぅ などの色々な呼び方があり、どれでもよい。・しるし 予兆 前触れ ・さみえ ・であるぞ ・ゆみゆみ 詠め 詠め 「唄(口説)を詠め」と解す。 「はやみり」という歌詞もある。「早やめろ」と解す。

二、村の有様見渡しば天の四宿に形取りて千代も豊かに民遊ぶ
むらぬ’ありさまみわたしばてぃんぬししゅくにかたどぅりてぃちゆんゆたかにたみ’あしぶ
mura nu ‘arisama miwatashiba tin nu shishukuni kataduriti chiyunn yutaka ni tami ‘ashibu
◯村の有様を見渡すと天の四宿に形取って千代も豊かに民が遊ぶ
語句・てぃんぬししゅく 不明 「星宿」という当て字もある。 「しー」には「霊能力」を意味する場合もある(しじ)。 ちなみに黒島の形は「ハート」形。・ちゆ 千代 「ちゅう」「きゆ」(今日)という歌詞もある。

いやいや昨夜の綱引きさみエー西の大将東の大将皆々揃とて足や松本腕や黒金ゆしくばゆしゆしいやちゃんと切りたさ負けやん負けやん袖ゆいうすびば
‘いや’いやゆびぬちなふぃちさみ’えー’いりぬてーしょー’あがりぬてーしょーみなみなすりとてぃ’あしやまちむとぅ’うでぃやくるがにゆしくばゆしゆし’いやちゃんとぅちりたさまきやんまきやんすでぃゆい’うすびば
‘iya’iya yubi nu chinahwichi sami ‘ee ‘irinu teeshoo ‘agari nu teshoo minamina suritoti ‘ashi ya machimutu ‘udi ya kurugani yushikuba yushi yushi ‘iya chantu chiritasa makiyan makiyan sudi yui ‘ushubiba
◯ヤアヤア 夕べの綱引きである(が)西の大将、東の大将 皆々揃って足は松の根元(のように)腕は黒金(のようだ) 寄せれば寄せろ寄せろ いや ちゃんと切ったよ 負けだ負けだ 袖(を)結び 押さえたので
語句・あしやまちむとぅ 足は松の根元 松の根元のように太く という意味か。・すでぃゆいうすびば 袖を結び 押さえたので <’うすゆん 押さえる 抱く 已然形+ba ・・なので。

三、節もたがわん雨露の恵深きにこの御代は老いも若きも諸共に
しちんたがわん’あみちゆぬみぐみふかきにくぬみゆは’ういんわかきんむるとぅむに
shichin tagawan ‘amichiyu nu migumi f*kaki ni kunu miyu wa ‘uin wakakin muru tumu ni
◯季節も違わず雨露の恵み深さにこの御世は老いも若者も皆共に
語句・しち 季節。「ふし」と読む歌詞もある。

いやいや弥勒世果報のしるしさみえー 我んどさばくい家の鼠のちゃーがど築の干し蛸け取て前の高岡登とてうんぶいこうぶい月や眺めて昔やんちゃさみやかり猫がミヤウミヤウいやちゃんと逃げたさ
‘いや’いやみるくゆがふぬしるしさみ’えーばんどぅさばくい やーぬ’うえんちゅぬちゃーがどぅちくぬふしたくけーとぅてぃめーぬたかむいぬぶとーてぃ’うんぶいこーぶいちちやながみてぃんかしやんちゃさんみ やかりまやーがみゃうみゃう ’いーや ちゃんとぅぬぎたさ
‘iya’iya mirukuyugahu nu shirushi sami ‘ee ban du sabakui yaa nu ‘wenchu nu chaa ga du chiku nu hushi taku kee tuti mee nu takamui nubutooti ‘unbuikoobui chichi ya nagamiti nkashi yancha sami yaakari mayaa ga myaumyau ‘iiya chantu nugitasa
◯ヤアヤア 弥勒世果報(豊年満作)の予兆である(が)私の役人家のネズミ達が台所の干し蛸をちょっと盗んで前の高い岡に登っていてこっくりこっくり 月を眺めて昔を思い出してるのか ずうずうしい猫がミャウミャウ いやちゃんと逃げたよ
語句・さばくい 役人 ・ちく  台所 「くし」(後ろ)という歌詞もある。・うんぶいこーぶい 眠たくてこっくりしている様 ・やかり ずうずうしいやつ

四、しんと心は梅桜 匂に引かされ袖衣 花の美童引き連れて
しんとぅくくるは’んみさくら にうぃにふぃかさりすでぃぐるむ はなぬみやらびふぃきちりてぃ
shintu kukuru wa ‘nmisakura niwi ni hwikasari tabigurumu hana nu miyarabi hwikichiriti
◯(ぴったり心は梅桜の匂いに引きつけられた袖衣 華やかな娘を引き連れて
語句・しんとぅ 「ちんとぅ」(ぴったり 丁度)であろう。八重山語辞典にも「しんとぅ」はない。

いやいや巡て六月今ど走りふるえー豊年の遊びや老いて若さん腰や押されて袖や引き連れ いそいそ浜下り錦交じりの花の雲山 匂ふくふくさんさん いやわしたさばくい 船の大将楫取り囃し ホーホー招く扇や舟子勇みて あれあれ漕ぐ舟見ちゃりばさてさて面白ものさみ
‘いや’いやみぐてぃるくぐわちなまどぅはりふる’えーほにんぬ’あしびや’ういてぃわかさんくしや’うさりてぃすでぃやひぃきちり’いす’いすはま’うり にしきまじりぬはなぬくむやま にうぃふくふくさんさん ‘いやわしたさばくい ふにぬてーしょーかじとぅりふぇーし ほーほー まにく’おーじやふなく’いさみてぃ’あり’ありくぐふにんちゃりばさてぃさてい’うむしるむんさみ
‘iya’iya miguti rukugwachi namadu harihuru ‘ee hoonin nu ‘ashibi ya ‘uiti wakasan kushi ya ‘usariti sudi ya hwikichiri ‘isu’isu hama’uri nishikimajiri nu hana nu k*muyama niwi hukuhuku sansan ‘iiya wash*ta rabakui huni nu teeshoo kajituri hweeshi hoohoo maniku ‘ooji ya hunaku ‘isamiti ‘ari’ari kugu huni nchariba satisati ‘umushirumun sami
◯ヤアヤア 巡って六月今こそ(不詳)豊年の遊び(祭)は老いて若く腰を押されて袖は引かれて うれしそうに浜下り錦交じりのの花(華やかな?)の雲山(?)匂いがよく香り ヤア私たちのサバクイ(役職名)舟の大将 舵取りの囃しは ホーホー 招く扇は船頭を勇めてあれよあれよ漕ぐ船を見るとさてさて面白いものである
語句・ほーにん 豊年 「ふりぬ」(狂ったような)とか「ふにぬ」(豊年の「ほーねん」が訛ったものか)という歌詞もある。・いそいそ 現代語の「いそいそ」と同じか。沖縄語に「いそーさ」(嬉しさ)と関連するように思える。

五、眺む心は有明けの月に思いぞ照り勝る 誠浮世のしるしさみ
ながむくくるは’あり’あきぬちちに’うむいぞてぃりまさる まくとぅ’うちゆぬしるしさみ
nagamu kukuru wa ‘ari’aki nu chichi ni ‘umui zo tirimasaru makutu ‘uchiyu nu shirushisami
◯眺める心は 明け方の月に思いこそ照り勝る 誠の浮世の予兆である
語句・ありあき 明け方。「ありあち」という歌詞もある。

いやいや黒島みどんの昨夜の浜下りさみえ 浜蟹取らんで足や高足横足つかとて あれあれアダンのみいから大爪うちふいふいアギゼイザヘイアブヘイ
‘いや’いやくるしまみどぅんぬゆびぬはま’うりさみ’えーはまがにとぅらんでぃ’あしやたか’あしゆく’あしちかとぅてぃ ‘あり’あり’あだんぬみーから’うふぢみ’うちふいふい ’あぎぜ いざへい ‘あぶへいへい
‘iya’iya kurushima midun nu yubi nu hama’uri sani ‘ee hamagani turandi ‘ashi ya taka’ashiyuku’ashi chikatuti ‘ari’ari ‘adan nu mii kara ‘uchijimi ‘uchihuihui ‘agize ’izahei ‘abuheihei
◯ヤアヤア黒島娘の昨夜の浜下りであるが浜蟹を取りたいために足は高足や横足(高くあげたり横に)を使っていて あれよあれよ アダンの穴から大きな爪をうち振ってきて (囃子言葉 不明)
語句・とぅらんでぃ 取ろうと。 <とぅゆん 未然形 とぅら +んでぃ と。

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