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歌姫とそこにあれ (diva under the blue sky) - asunojokei lyrics

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忘れていた
多くの熱気と肩を並べて
おとぎ話に身を投じていたこと
それを知ってなお
平気な顔してステージへと向き直る

周りのすべてがマネキンに思えた
なのに今は怖くもないし辛くもない
熟れた空気にむせ込まないのは
楽に呼吸していられているってこと
たくさんの人影のそばで
空の青が海となり
日差しをちりばむ雨が降り注ぐ
火傷した靴底が微笑み出し
かざした先へと誘われる
彼女の詞と響きが無差別に
影たちの無関心を濡らしていけば
僕はイリヤとだって踊り
踊らされ
手を取り踊る

人形が照らされ
影絵が紡ぐ
それは普遍的ストーリーのパロディ
僕だけに歌われた歌じゃないからこそ
ここにいてもいいんだと思わせる
誰かと分かち合う呪いとなる
決して一人ではない

全てを覆すほどの
雫のタクトが振るわれる
100万人のための彼女がフロアに微笑めば
誰一人の孤独も諦めない
寄り添うおとぎ話が加速するはずさ

浮かぶ空の青が海となって
日差しをちりばむ雨が降り注ぐ
皆が答えを一つにした時
そこには誰がいるのだろうか
そんなことを思いながら
僕らはイデアとだって踊り
踊らされ
手を取り踊る

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